「南海トラフ地震臨時情報」発表を想定し引き渡し訓練

2022年5月2日 10時03分

 南海トラフ沿いの大規模な地震発生の可能性が平常時に比べて高まったと評価された場合、子どもたちが学校にいるときは直ちに保護者に引き渡すことになっています。

 5月2日(月)はそのための保護者への引き渡し方法や避難の仕方を確認するための引き渡し訓練が実施されました。訓練実施前には、各学級において「注意情報とは何か」「避難や引き渡しはどのように行うのか」といったことを子どもたちと確認しました。さらに、注意情報が登校途中や下校途中に発表された場合は自分たちで①学校へ来る②自宅へ戻る③避難場所に逃げる の選択を行い、行動する必要があるため、いざというときに備えて考えておくように学級担任から投げかけていました。

 午前10時50分には全校放送にて、①学級前廊下に並んで待ってほしい ②学級担任と引き渡しの確認をしてから引き取る。さらに兄弟がいる場合は上学年から引き取る。 ③下校時、徒歩で通学路の危険個所の確認をしてほしい。 の3点を保護者に呼びかけました。

 保護者の方々の協力の下、整然と引き渡しが行われました。気象庁のホームページには、「南海トラフ巨大地震がひとたび発生すると、静岡県から宮崎県にかけての一部では震度7となる可能性があるほか、それに隣接する周辺の広い地域では震度6強から6弱の強い揺れになると想定されている」との記載があります。大人がそばにいるときに巨大地震が発生するとは限りません。ぜひ、こういう機会に、ご家庭で避難行動のあり方について話し合っておくといいですね。

歓迎の思いをビデオにのせて(1年生を迎える会)

2022年4月26日 10時05分

4月26日(火)3校時に、「1年生を迎える会」を行いました。感染症予防の観点から、全校児童が一斉に体育館に集まることは望ましくないと判断し、今年度もビデオ放送型で実施しました。


 事前に、各学年で分担して、砂場、遊具、運動場や図書館、保健室、体育館などの正しい使い方を紹介したり、一日の生活やレインボー挨拶など本校の自慢を紹介したりしました。どの学年のビデオからも、1年生を歓迎する思いが伝わってきました。1年生の子どもたちも真剣な表情でビデオを見ていました。


 校長からは、「わたしはひろがる」という詩を紹介するとともに、「学ぶということは、このように見えなかったことが見えるようになる、自分の世界が広がっていく、どんどん変わっていくということなのです。これから、この学校でいろいろなことを経験し、いろいろなことを学んで、どんどん変わっていってくださいね。私は皆さんのことを応援しています。」と話をしました。以下に、紹介した詩の一部を紹介します。

わたしはひろがる  岸 武雄

わたしは小さいとき
おやつのお菓子が弟より大きくないとおこった
じだんだふんで泣いたこともある
わたしが世界のすべてであった
わたしが世界のすべてであった

やがてわたしは、弟もわたしと同じように
大きいお菓子をほしがっていることがわかってきた
わたしはけんかしながらも
同じように分けることをおぼえた

ときには、弟があまりうまそうに食べるので、
自分のぶんも分けてやった
弟といっしょにお菓子を食べると
お菓子の分量はへったが、なんとなく楽しい
こうして、わたしの中へ弟がはいってきた
こうして、わたしの中へ弟がはいってきた


わたしは勉強するとき
テストのことがいつも気になった
どんなに仲のよい遊び友だちも
テストになると、かたきのように思えた
あの子、まちがえてくれないかなあ、と
ひそかに心の中で思ったこともある
テストが、わたしの勉強のすべてであった
テストが、わたしの勉強のすべてであった

やがてわたしは、小さいグループで
教え合ったり助け合ったりして勉強することをおぼえた
こうした勉強をつづけていると
わかっているつもりの問題も、友だちから質問されると
何と答えてよいのかわからぬことが、たくさん出てきた
今までできないと思っていた友だちが、
だんだんえらく思えてきた
こうして、わたしの中へ、友だちが入ってきた
遊び友だちばかりでなく、勉強の友だちが入ってきた

ああ、 わたしは たったひとりなのに
むねの中の わたしは
ひろがる ひろがる・・・・・・。

参観会・懇談会・PTA総会を開催

2022年4月22日 10時10分

 4月22日(金)は、今年度初めての参観会・懇談会・PTA総会を開催することができました。感染症の影響を受けることなく全学級で行えたことがまずもってホッとしました。参観会には、多くの保護者の皆様に足を運んでいただき、教室内ではお互いに譲り合って間隔をとってみていただけたので、子どもたちも安心して授業に取り組めた様子でした。







 PTA総会は、体育館に集まることを避け、各学級にてオンライン配信を行いました。校長はじめ各指導部長、主幹教諭から今年度の学校運営上の重点的な取組について説明をさせていただきました。令和3年度のPTA授業報告や今年度の事業内容などすべての項目について承認もいただきました。昨年度の正副会長への感謝状も贈呈されました。さらに、磐田市教育委員会学校給食課から今後の学校の学校給食の在り方について説明もいただきました。



 総会後は、各学級で懇談会を行いました。短い時間ではありましたが、学級担任や保護者の想いがほんの少し分かりあえたのではないでしょうか。いよいよ28日(木)から個人面談も始まります。従来、家庭訪問を行ってきたところですが、感染症予防の観点から形を変えて行います。ぜひ、この機会を通して家庭と学校との連携を一層高めていきたいと考えています。

避難の仕方を確認しました(第1回避難訓練)

2022年4月20日 10時14分

この日(4月20日)の3校時、今年度初めての避難訓練を行いました。今回は、大きな地震が発生した後、津波警報が発令されたことを想定して訓練を行いました。

 訓練実施前に、各学級で事前指導が行われました。避難経路や避難場所を確認するとともに、訓練に際しての心構えなどを学級担任から指導しました。

 いよいよ、訓練開始です。本校の立地条件から、地震により直ちに津波が押し寄せる可能性は低いとの専門家の意見をもとに、まず机の下に身を隠し揺れが収まったところで、運動場に逃げるようにします。



 運動場で人数確認を行い、全員が避難できていることを確認します。と同時に、地震後に液状化現象が起こる可能性があるとの専門家の意見もいただいていますので、校舎内の安全性を確認したうえで、今度は中校舎と北校舎の3階に再度避難します。


 訓練後、各学級で事後指導が行われました。「実際には先生がいないときに地震が起こるかもしれない。そのようなときにどのような行動をとるべきか考えておこうね。」と子どもたちに投げかけていました。
今回に限らず、子どもたちは常に真剣な態度で訓練に取り組みます。地震や津波を自分事としてとらえていることがよく分かります。
<今朝の学年掲示板より>




雨の中、資源回収が行われる

2022年4月17日 10時15分

 この日(4月17日)は、本年度初めての資源回収が行われました。PTAの皆様が通学区ごとに回収し、小学校に搬入してくださったものを、学校では、PTA運営委員と社会教育部員が中心となり、コンテナに積み込みます。


 昨年度の10月に予定していた2回目の資源回収も感染症の影響から中止となり、皆さんで集まって作業ができるのは本当に久しぶりのこととなり、こういう日常が戻りつつあることに喜びも感じました。さらに、生憎の雨になってしまいましたが、一生懸命に積み込む姿から、「学校のために…」との思いが強く伝わってきました。
 次回は、11月6日(日)に予定されています。

自分の健康は自分でつくろう(「ほけんの日」の放送から)

2022年4月15日 10時18分

 この日(4月15日)の「ほけんの日」は、養護教諭がリモートで全校児童に放送を行いました。「早寝早起きをする」「朝ご飯をしっかり食べる」「ふわふわ言葉を使う」などの「★福田っ子 健康10か条.pdf」を紹介しながら、「健康に過ごすためのめあてを自分自身で立ててみよう」と投げかけました。
 さらに、感染症予防のために、①朝、熱を測る ②学校ではマスク着用 ③教室の換気 ④手指消毒 ⑤給食時は黙食 ⑥一定の距離をとる の6項目を紹介しました。
 ぜひ、ご家庭においても、心身の健康づくりのためにどのようなことに取り組むか、親子で話し合ってみてくださいね。

1年生の給食がスムーズに進むために・・

2022年4月14日 10時19分

 今年度も、1年生の給食がスムーズに進むために、「給食支援スタッフ」の方々がお手伝いに来てくれています。今年度は4月14日現在、36名の方々がスタッフとして登録していただき、そのうち、毎日10名程度ずつ交代で教室に入ってくださっています。1年生の保護者も大勢登録していただきました。
 スタッフの方々は、子どもたちのエプロンの着脱や配膳などをお手伝いしてくれています。子どもたちも「がんばって、早く配り終えることができたよ」としたり顔です。スタッフとして入っていただいた保護者の方に話をお聞きすると、「幼稚園ではコロナの影響で給食配膳の経験さえほとんどできない状況でした。だから心配で来てみましたが、子どもたちが頑張ってやっている姿を見て安心しました」とお話してくださいました。
 4月いっぱいを目途に毎日教室に入ってくださるようで、子どもたちにとっても安心材料になっているようです。

この1年でがんばることを力強く発表!

2022年4月12日 10時20分

 この日(4月12日)は、2年生以上の各学年代表児童が、今年度に頑張りたいことを放送室からリモートにて発表しました。
 どの子も昨年度までの自分自身の頑張りや成長を振り返ったうえで、この一年でさらに伸ばしたいことを考えていました。
 2年生代表児童は、国語や算数など難しくなると思うが頑張りたい、二重跳びができるように練習したい、新しい友達を作りたいと話しました。
 3年生代表児童は、誰が見ても分かるようなノートづくりに心がけたい、時間に余裕を持った行動に努めたい、新しい勉強を3年生みんなで頑張っていきたいと話しました。
 4年生代表児童は、友達だけでなく周りの人にやさしく接していきたい、4年生みんなで力を合わせ学年の自慢を増やしていきたいと話しました。
 5年生代表児童は、二重跳びが初めて跳べた時の喜びを忘れず50回以上跳べるように練習したい、後方支持回転に挑戦するなど日々努力を重ねたいと話しました。
 6年生代表児童は、誰も見ていないところでも思いやりのある行動を行いたい、2分前行動など時間に対する意識を高めたいと話しました。

 発表内容はもとより、声のトーンや姿勢などから、みんなにしっかり伝わるようにと、その思いがよく分かるものでした。どの子も一年後の自身の姿を想像し、決意のようなものを感じるもので、聴いていて頼もしく思いました。

新しい友達、新しい先生との出会い

2022年4月7日 10時22分

 午前中の入学式では、新1年生86名が入学し、全校で571名の子どもたちが、本校でともに学ぶことになりました。在校生につきましては、午後から始業式や学級開きを行うため、久しぶりの登校となりました。昇降口に貼られた学級名簿を見て、不安そうな表情を浮かべる子どももいましたが、概ね、希望と期待を抱いた晴れやかな表情で教室に入りました。
 先生たちも、黒板にメッセージを書き、子どもたちを迎えます。どの教室にも、まだ見ぬ子どもたちへの思いがよく分かる言葉が書かれていましたが、もちろん、この時点では担任名は秘密です。


 新任式と始業式は感染症予防の観点からリモートで行いました。新任式では、今年度新たに本校に赴任することになった13名の先生たちが画面に登場し、趣味や好きな食べ物、抱負など一言ずつお話をすると、校舎のあちらこちらから拍手が聞こえてきました。
 始業式では、校長から子どもたちに「自分のことも周りの人のことも大切にする」姿を期待するとの話がありました。さらに、「昨年度以上に違う学年の子や地域の人々とのかかわりがいっぱいつくれるようにし、相手の思いを想像できる優しい子どもが育つ学校を目指したい」との話もありました。

 いよいよ、担任発表の後、先生たちはそれぞれの教室に行き、学級開きとなりました。先生たちは、子どもたちへの想いやこんな学級にしたいということを考えていて、それぞれのやり方で子どもたちに話をしていました。子どもたちも先生のお話に引き込まれるように前のめりになって聴く姿が多くみられました。



 新しい友達、新しい先生との出会いを通して、今まで気づかなかった自分のよいところもたくさん発見することができると思います。多くの出逢いを通して、新しい自分にも出会い、自分のよいところをさらに伸ばせる最高の一年になることを願っています。