自分の思いを色で表すには・・(6年 図画工作)
2022年5月18日 14時39分 これまで思い思いにタブレットで校舎内の写真を撮り、そこから何を表現したいのか、どんな思いを表現したいのかを考えて、文章と下絵を描いてきました。
5月18日(水)の図画工作の時間に、6年生のある学級では、色を付けていく際に、自分の思いをどのように表現した良いかを考えていました。
工作室の机の上には、子どもの目の前にタブレットが用意されています。画面には、同年代の子どもが描いたと思われる1枚の絵が写し出されました。先生は、「この絵から、どんな思いが伝わってくるでしょうか」と問いかけると、子どもたちは同じグループ内で話し合いを始めます。「いろんな人が使ったみたい」「長い期間使ったみたい」「なんだか楽しいところみたい」「温かい感じ」など様々な思いが出されます。
次に「では、そのような思いはどのような色遣いの工夫から分かるでしょう」と質問します。発問がいよいよ本題に迫ってきます。「遠くのものを薄く塗っています」「影をつけています」「色むらをつけているので長い期間使ったことが分かります」と、自分の作品にも取り入れられそうなことが発表されます。
最後に塗り方のポイントして、①広いところから塗る ②薄い色をまず乗せる ③遠いところから塗る と指導し、それぞれが作品作りに入っていきました。指導しておさえるべきところ、考えさせるところがはっきりしており、子どもたちがどういう視点で色塗りをしたら良いかがわかる授業展開でした。