素直な心でいるとどんないいことがあるのかな?(2年 道徳)
2022年7月1日 12時44分この日(7月1日)の2年生の道徳の授業は、「お月さまとコロ」という読み物資料をもとに「素直な心でいるとどんないいことがあるのか」というテーマで、みんなで考えてみました。
授業に入る前に、子どもたちに「素直な心とはどういう心か」「自分には素直な心があるか」などいくつかの質問をしていて、その結果をモニターに映し出します。これも、1人1台端末のなせる業です。
コロが悪いことを言っちゃってギロを怒らせてしまった・・もしも自分が「コロ」だったら、謝るか、謝らないかを考えさせました。子どもたちは自分のネームプレートを持って、黒板に貼りに行きます。「謝る」に貼った子が多いようですが、「謝らない」もいますし、「真ん中」に貼った子もいます。担任がその理由を聞くと、子どもたちはしっかりと自分の意見を言えます。「謝る」理由として、「友達として戻ってきてほしい」「優しい人だと思われたい」などが出され、一方で「謝らない」理由として「言ったことはもう取り戻せない」「謝っても無駄」などが出され、どちらもなるほどと思わせるものでした。
次に担任は、コロが「明日は謝ろう」と決心する場面を取り上げ、この理由を考えさせます。ここでの発言方法がユニークでした。「先生は指名しないから、どんどん発表して」と担任が言うと,思い思いに「〇〇が言います。〇〇です。」と次々に発言し始めます。ちゃんとお互いに譲り合って、順番に発言できています。さらに、声の小さな子が発言したときにも、誰も冷たく「聞こえません」などと言いません。周りの子がちゃんと聴きとってくれて代弁してくれました。このあたりに子どもたちの思いやりが見えます。
さらに、担任は子どもたちにもう少し深く考えさせようと動作化を行います。「みんなだったらどんなふうに謝るかな」と言うと、子どもたちはペアでやってみます。「言ってみると、気持ちよくなった」「心が落ち着いた」などと発言する子が増えてきました。動作化することで見えてくるものがあったようです。