楽しかったこと、ドキドキしたことを表すには・・(2年 図画工作)
2022年8月30日 10時45分自分が体験したことを画用紙に描くときに、なぜその場面を描きたかったのか、その時にどんな気持ちだったのかを1枚の絵の中に入れていきたい、そのためにはどのように表現したらよいのだろうと考えるのが、この日の2年生の図画工作のテーマです。
子どもたちの中には「早く描きたい」という表情の子がいる一方で、「何を描いていいのか分からない」と不安そうな表情を浮かべている子もいます。そこで、担当教諭は「何を描くか決まっている子は発表してみて」と投げかけます。サッカー、プール、魚釣り、海・・などたくさんのことが出てきます。こういうことで、まだ描くことが決まっていない子にも発想を広げてもらおうというねらいがあります。
次に、大型モニターに2つの写真を写します。1つは、全体風景を写していて人物はみんな後ろ向きの写真。もう一つは人物の一人にフォーカスして前から写した写真です。後者の方が表情が分かり、どんな気持ちだったのかも伝わることを子どもたちに示しました。
ここで今日のめあてを黒板に書きます。「体の動きや をくふうして楽しかった様子をえがこう。」としました。子どもたちからすぐに空欄の部分に入れる言葉として、「顔の大きさ」「表情」などという言葉が発表されました。
ここからは、各自で画用紙と向き合い、鉛筆を動かしていきます。いわゆる「自己内対話」の時間です。担当教師は子どもたち一人ひとりの絵を見ながら、傍に寄り添ってアドバイスします。
時には子どもの絵を全体の前に見本として出します。「動きがいいですね」「顔の表情がいいですね」「なんだか声も聴こえてきそうですね」などと言いながら気づかせます。このような助言から、子どもたちは何度も鉛筆で描いたり消したりしながら、より良いものにしようと自分と対話する姿が多くみられました。