「百年の森」の石膏物を除去しました

2022年5月11日 09時53分

 明治6年の開学から100年目を記念して、昭和49年度には記念碑と同時に「百年の森」が作られました。その森の南側に年代物の白い石膏物が4体建てられています。
【記念碑建立当時の写真】
【現在の百年の森全景】


 どれもかなり古くなっており、中には下部が朽ちているものもあり、このまま残しておくのは、子どもの安全上好ましくないと判断し、このたび撤去することとしました。

 石膏物の中からは、発泡スチロールなどとともに新聞紙も出てきました。新聞紙には習字を練習した墨のあとがあり、「昭和50年・・」の日付を見ることもできます。この新聞紙からは、「百年の森」が作られたのと同時期に、当時の子どもや保護者が建てたのではないかと推測されます。
 撤去する様子を見ていた子どもたちからは「寂しいなあ」「新しいのを何か建ててよ」などの声も聴かれました。この石膏物を建てた当時の子どもたちも60歳の手前ぐらいになっているのでしょうか。長年、子どもたちを見守り続けた学校のシンボル的なものがなくなってしまうのはやはり寂しいものです