ネットやスマホによるトラブルを防ぐために(5年 親子の集い)

2023年1月23日 13時32分

 この日(1月23日)の4校時、体育館では5年生の親子の集いが開催されました。KDDIの方を講師に招き、親子でネットやスマホによるトラブルを防ぐためにどうすればよいのかを考える機会になりました。
 会の冒頭、講師の方から「携帯電話は大きさも含め、大変使いやすく便利になっていますが、トラブルも多く、中には一生消えない傷になってしまう人もいます。どのようなことに気を付けたら良いか考えましょう。」と話がありました。その後、トラブル事例を3例紹介してくれました。
<ネットでのやり取り>
(事例紹介) 友達同士でゲームをやっているうちに、「課金しろ!」「ヘタレ!」「消えてしまえ!」などとメッセージで書く。書かれた方は、一人は学校に行けなくなってしまい、もう一人は「決闘だ!」と言い出す。
 SNSでのメッセージは、対面しないことから自分中心で、よく考えない発言になってしまうことがある、さらに話し言葉と違いずっと画面上に残ってしまうことを紹介していただきました。さらには、メッセージのやり取りが発端で命を落とす事例に発展することも話していただきました。そのため、①立ち止まって考えること ②相手の気持ちを想像することが大切であることを教えていただきました。

<夢中になって>
(事例紹介)  新しいスマホを買ってもらい、動画・SNS・投稿・・などやめられなくなってしまう。次第に授業中に寝ていたり、いつもイライラしてしまったりする。

 依存は病気であること、やめられなくなってしまうと大切な時間が奪われるばかりでなく、心や体にも悪影響を及ぼすことを紹介していただきました。そのため、携帯使用に際してのルールを作って、守る(自分で考え、自身をコントロールする)といったことが大切であると教えていただきました。

<遊びにおいで>
(事例紹介)  ゲームを通じて知り合った人から「遊びにおいで」と誘われる。誘いに乗って、その人と会って、家について行ってしまったところ、危うく監禁されそうになる・・。

 ネット上で近づいてくる人の中には年齢・性別・仕事など嘘をついている場合がある。そのため、知らない人とやりとりしない、簡単に信用しない、会いにいかないなどのことが大切であると教えていただきました。

 会の最後に、学年主任から「相手の気持ちを想像する、ルールを守る、などと言ったことはネットの世界だけでなく、日常生活の中でも大事なことです」と話があり、PTA学年委員長からも「ぜひ、今日のことをテーマに、親子で話し合ってみてください」とのお話がありました。