「食べられる」ことについて考えよう(1月 ほけんの日から)
2023年1月19日 09時44分 この日(1月19日)の「ほけんの日」の放送は栄養教諭が担当しました。1月23日から始まる「学校給食週間」にちなんで、当たり前のようにできている「食べる」ということをもう一度見直してみようということです。
1 「食」にはいろんな人がかかわっている
給食センターでは、みんなの元気のもとになるように…と心をこめて安全で安心な給食を作っています。今日のおしるこは、7時から小豆を洗って、7時半からゆで始めています。
注文は約1か月前にします。作るのに4時間。作ったら終わりではありません。午後には、みなさんが食べた後の食器、食缶、そして残った給食がセンターに戻ってきます。
1か月前から準備が始まっている食べ物。ですがその給食をどんなものにしようかな。季節の食べものをおいしく食べてほしいな。と献立を考えるのは3~4か月前から始まっています。
2 「食品ロス」を減らすために
「食品ロス」とは、まだ食べられるのに捨てられてしまう食べ物のことです。給食センターから出る生ごみの量は約200㎏にのぼります。センターでは、やぎにキャベツの外側の葉っぱや、芯、にんじんの皮などを食べてもらい、ごみ処理を手伝ってもらっています。
日本人一人当たり、1日にご飯茶碗 1杯分の食品ロスがあると言われています。給食以外でも、「時間がなくて残してしまった朝ご飯」「賞味期限が切れて諦めたお菓子」「買ったことを忘れて冷蔵庫の奥の方から見つかった食べ物」など、毎日の生活の中で心当たりはありませんか?
食は他の動物や植物の命によって、自らの命を維持し心身を育むことです。食べものを大切にすることは、いただいた命を大切にすることであるということを忘れないでください。食べれば栄養ですが、残したらゴミです。作ってくれた人の思いや命をいただいているという感謝の心を忘れないでほしいなと思います。