5年生の授業風景から(算数 合同な図形)

2022年5月6日 12時35分
5年生

 5月6日(金)、5年2組では2校時の算数の授業にて、合同な三角形を作図するための方法を探るという授業が行われていました。教室の静かな雰囲気の中で口火を切ったのは「黒板にあるこの三角形と同じ大きさの三角形を書きたいんだけど・・」との担任の投げかけでした。

 「何も情報がないから無理!」との子どもたちの声に対して「じゃあ、どんな情報があればいいの?」と返します。次に、「せめて辺の長さや角の大きさが分かれば・・」という声に、「何をどんなふうに測ってもいいからワークシートに書いてごらん。ただし、あとでみんなに書き方の説明ができるようにするんだよ。」と担任が言った後、教室内は再び静かな雰囲気に戻りました。三角定規や分度器、コンパスなどを手に、一心不乱にワークシートに向かっています。

 個々にワークシートにまとめた後は、ペアになって考えを発表しあいます。3辺の長さと3つの角を測った子やその中の幾つかのみ測った子もいて、この辺りで子どもたちは迷い始めます。

 担任からは「幾つの条件が分かればいいのだろう。1辺の長さと1つの角の大きさ(2つの条件)だけで書けるかな?」と再び子どもたちに揺さぶりをかけます。「書けるかもしれない」「書けそうで、書けない」など様々な反応ですが、懸命に課題に取り組む姿が印象的でした。