「69÷3」と「72÷3」の違いは?(4年 算数)
2022年5月20日 14時38分 今回の割り算の学習も中盤に差し掛かってきました。最終的には(3けた)÷(1けた)までできるようになりたいのですが、今はいろいろな形の(2けた)÷(1けた)の解き方を考えています(前回はこちら)。
前回学習した「69÷3」を復習してみます。十の位(60)と一の位(9)に分けて計算することは理解できているようです。その後、担任は「72÷3」と黒板に書きます。すると子どもたちから、「今回は10余ります」「2÷3はできません」など計算するうえでの違い(困ったこと)が次々と発表されます。「じゃあ、そのことを今日の授業のめあてにしよう」ということになり、子どもたちが考えるべきことがはっきりします。
個々で考えた後、小グループで自分の意見を言い合うように指示します。その時に「困ったままの子もいるね。その子はどうして困っているのか、今の思いを伝えてみよう。」と付け加えます。ノートを相手に見せながら真剣な表情で説明しています。そうなると聞く方も真剣です。徐々に、「10の束を1ずつに分け、一の位の2と合わせればいい」ということにまとまってきます。
子どもたちの集中は途切れることがありません。「このことを筆算でやってみようよ」と声にする子がいたので、「じゃあ、次の時間にやってみよう」と授業を終わりにすると、まだ何人かは算数を続けたいようです。黒板のところに来て、先生を捕まえては自分の考えを述べる姿が見られました。