かけ算なのか割り算なのか?(4年 算数)

2022年5月30日 14時10分
4年生

 これまで10時間余りをかけて取り組んできた「1けたでわるわり算」の学習もいよいよ大詰めです。この日(5月30日)の授業では、「色紙が全部で126枚」「7班ある」「18枚ずつ配る」という3つの条件のうち、どれか一つを求めようとするときに、どんな計算方法を取ればよいのかを考えました。

 これまでの授業の中で、考え方の順序を子どもたちと繰り返し確認していることが分かります。そのことを担任は「5点セット」と表現していましたが、①問題をテープ図で示す ②式を立てる ③筆算で計算する ④たしかめを行う ⑤答えを書く の順序が定着していました。担任が「では、一人学び、よういはじめ!」の合図で子どもたちはこの順序通りノートにまとめ始めます。

 次に、小グループでの学び合いの時間をとります。ここでも子どもたちは自信をもって周りの子に自分の考えを言い始めます。ここにも子どもたちが自主的に取り組める秘訣がありました。黒板に「学び合いの3ステップ」と書かれたものが貼られていました。①自分の考えを持つ ②言葉のキャッチボール ③比べ合う、深め合う の3ステップをどの授業でも活用していることが分かります。対話の後、担任は「どのステップまでできた?」と自身を振り返らせていました。




 3つの問題形式で繰り返し考える中で、「全体の数を求めるときはかけ算」「いくつ分の数、1つ分の数を求めるときはわり算」ということを子どもたちは理解していきました。