狂言「柿山伏」 集大成!(6年 国語)

2022年6月16日 16時31分
6年生


 「今から700年も前の室町時代にできたとされる喜劇「狂言」がなぜ、現代にまで受け継がれてきたのだろうか」これが、本単元を貫く大きなテーマでした。音読し、CDを聴き、実際に鑑賞し、最後に実際に演じてみることで、その面白さを自分たち自身で感じてみようというのです。
 前の時間までにどのようなめあてで柿山伏を演じるのかを決めてあります。この日(6月15日)は、「山伏の心情を表現したい」「見ている人が楽しめるように、ゆっくり、はっきり・・」などと書かれためあてをモニターに映しながら、まずは実演してみます。

 写真を見ていただければ、子どもたちがどのような思いで演じているかがわかると思います。大きな動きをつけ、台詞の抑揚もつけて表現しています。台詞を覚えてしまっている子もいます。見ている子どもからもクスリと笑い声が聞こえてきます。






 全員の演技が終わり、改めて「狂言が現在まで受け継がれた理由」についてワークシートに個々に書きます。これまで様々な体験をしてきた中で感じた思いのたけをワークシートにぶつけます。「昔の言葉だからこそ、想像力をかきたてられる」「観客が笑ってくれることで演者も励みになる」「室町時代からの変わらぬ思いが伝わる」など考えの広がりを感じます。単元を貫くテーマのもとで、子どもたちは様々な体験を通して思いを深めることができました。