狂言「柿山伏」は何が面白いのか(6年 国語)

2022年6月7日 17時39分
6年生

 日本の伝統芸能と言えば、能・狂言・人形浄瑠璃・歌舞伎など様々なものがありますが、これらのうち、今回の単元は狂言「柿山伏」です。この日(6月7日)は、本単元の1時間目でしたので、子どもたちが狂言というものに興味を持てるかが最大の目的となりました。



 子どもたちはそれぞれペアになり、教科書「柿山伏」の文面を、自分なりに読み合っていきます。お互いに読み合っても、読み方やリズム、間の取り方などが分かりません。でも、それでいいんです。この段階では、「分からないことが分かった」ということが大事なのです。

 次に音読CDを聴いてみます。読み方などは明らかに自分たちのものと違うことは分かりました。でも釈然としないこともあります。「言葉の後ろ側に足音などが聞こえる。いったいどんな動きをしているのかも見てみたい」「言葉だけでは狂言の面白さはわからない」などの発言が出されました。


 最後に、担任から「皆さんは幸せです。明後日(9日)には実際の狂言「柿山伏」を見ることができます。」と告知があると、子どもたちの表情は一気に明るくなりました。明らかに実際の狂言に触れることへのワクワク感が高まったといえます。