視覚障がい者の大変さを感じてみよう(4年 総合的な学習)

2022年5月18日 17時46分
4年生

 本校は、4年生の総合的な学習の時間において「福祉」をテーマに様々な学習を行うように計画しています。まず初めに、「福祉」とは「誰もが幸せになるように、自分たちができることを考えること」であると共通理解を図った後、子どもたちからどんなことをしたいかを聴きました。その際、子どもたちからは「いろいろな障害がある人の思いを知るために疑似体験をしたい」「障害がある人の話を聴いてみたい」との意見があがりました。

 5月18日(水)は、そういった子どもたちの思いを受け、障害の一つである視覚障がい者の大変さを感じる目的でアイマスク体験を行いました。2人でペアになり、一方が視覚障がい者、もう一方が介助者になり、階段や廊下を歩くという方法を取りました。写真からも子どもたちの恐怖感や緊張感が伝わってきます。


 介助者の役割として①声を掛ける ②歩く速度はゆっくり ③斜め前を歩いてあげる ことの3つを事前に指導したうえで活動をスタートさせるなど、担任も安全面には十分に配慮しながら活動を行いました。子どもたちは、活動の中で「どうやって声を掛けたら良いのか」「どれぐらいの速さで歩いてあげたら良いか」などの新たな課題を感じたようです。
 活動後、子どもたちからは「相手を信用していてもこわかった」「どこにいるのか分からなくなった」「道路を歩くと考えるとすごくこわいと思った」などの感想が聞かれました。

自分の思いを色で表すには・・(6年 図画工作)

2022年5月18日 14時39分
6年生

 これまで思い思いにタブレットで校舎内の写真を撮り、そこから何を表現したいのか、どんな思いを表現したいのかを考えて、文章と下絵を描いてきました。

 5月18日(水)の図画工作の時間に、6年生のある学級では、色を付けていく際に、自分の思いをどのように表現した良いかを考えていました。
 工作室の机の上には、子どもの目の前にタブレットが用意されています。画面には、同年代の子どもが描いたと思われる1枚の絵が写し出されました。先生は、「この絵から、どんな思いが伝わってくるでしょうか」と問いかけると、子どもたちは同じグループ内で話し合いを始めます。「いろんな人が使ったみたい」「長い期間使ったみたい」「なんだか楽しいところみたい」「温かい感じ」など様々な思いが出されます。



 次に「では、そのような思いはどのような色遣いの工夫から分かるでしょう」と質問します。発問がいよいよ本題に迫ってきます。「遠くのものを薄く塗っています」「影をつけています」「色むらをつけているので長い期間使ったことが分かります」と、自分の作品にも取り入れられそうなことが発表されます。


 最後に塗り方のポイントして、①広いところから塗る ②薄い色をまず乗せる ③遠いところから塗る と指導し、それぞれが作品作りに入っていきました。指導しておさえるべきところ、考えさせるところがはっきりしており、子どもたちがどういう視点で色塗りをしたら良いかがわかる授業展開でした。

自分のことを友達に紹介しよう(5年 外国語)

2022年5月17日 14時20分
5年生

 5月17日(火)、5年4組では、ALTと学級担任の2名で外国語の授業を行っていました。聞くこと、話すこと、書くこと が一時間の中にぎゅっと詰め込まれたスピード感のある授業でした。
 最初に、ALTが主になり、ゲーム感覚で簡単な質問に答えるようにしていました。子どもたちは徐々に緊張感もなくなり、挙手する姿も多くみられるようになりました。


 次に、学級担任が主となり、アルファベットの大文字を練習したり、歌に合わせて動物名を英語で言ったりしました。



 最後に、今日のメイン活動となる「自分のことを友達に紹介しよう」になりました。「Hello I’m ( ).  I like( ). Do you like ( )?」といった簡単な話型の中に自分の名前や好きなスポーツ、食べ物を入れて紹介するという活動です。

 代表の子どもが何人か前に出てみんなに紹介した後、2人組になってお互いに発表しあうようにしました。全く恥ずかしがることなく、堂々と発表する姿がとても印象的でした。

たんぽぽのちえ(2年 国語)

2022年5月17日 14時05分
2年生

 5月17日(火)、2年生国語の授業では、「たんぽぽのちえ」を読み深めることが行われていました。
 全員で音読した後、「たんぽぽって賢いなあと思ったことや、不思議だなと思ったことをまとめてみよう。」と今日のめあてを黒板に示しました。その後、個別学習として、「これが、たんぽぽのちえだなと思うところを抜き出してみよう」とテーマを与え読み深めました。今日の授業では、随所で書く姿勢や発表する姿勢に意識させていました。

友だちの良さを引き出せる質問とは・・(5年 国語)

2022年5月13日 14時40分
5年生

 学習指導要領には、5年生の言語活動の一つとして「インタビューなどをして必要な情報を集めたり、それらを発表したりする活動」が紹介されています。
 この日(5月13日)の5年2組の国語の授業では、「友達の良さや魅力を引き出せる質問を考えよう」とのめあてで学習を進めました。

 会話をするときは、相手の言葉をしっかり受け止めてしっかり返すことが大切とのことで、そのために「しりとりの法則」を使うと良いと紹介しました。しりとりの法則とは、相手が話した言葉を拾いながら次の会話を広げていく方法で、今回は思考ツールを使って自分で考えるようにしました。
 担任から、「あなたの好きなことは何ですか?と質問したら相手が「散歩すること」と答えたとしましょう。関連付けて何を聴きますか?」と質問しました。子どもたちは「誰と散歩しますか?」「いつから散歩していますか?」などと発表し、担任はその内容を思考ツールにおとしていきます。子どもたちは、このことを見ながら学習の仕方を理解していきます。
その後のほとんどの時間を、個々に思考ツールをうめていくという時間に費やしました。十分な時間を取って、もう一人の自分と対話しながら、質問したいことを分類したり、関連付けたりしていきました。
 最後に授業の振り返りを行った際にも、子どもたちは「相手が答えやすいような質問をするためにしりとりの法則は良かった」「このように予めの準備を進め、質問が広がるようにしたい」など、次の授業への意欲を語ってくれました。

筆算の仕方を考えよう(4年 算数)

2022年5月12日 15時12分
4年生

 5月12日(木)の5校時、4年2組の教室では算数の授業が行われました。3年生で初めて習う「割り算」ですが、4年生では段々と難しくなります。

 授業の冒頭、「126÷7」と黒板に書いて計算できるか子どもたちに聞きます。もちろん、「難しい」「できない」との反応です。このように、本単元が終わる頃には、これぐらいの計算もできるようになるよという、いわゆる「ゴール」を見せます。

 今の段階では、(2けた)÷(1けた)ならできそうだということになり、「48÷9」を解いてみることにしました。子どもたちは、3年生で習った知識を使って、解き方を考えます。個別学習のあと、2~3人のグループになり考え方を確かめます。掛け算(九の段)を使うことや9×5なら足りないし9×6なら過ぎてしまうことなどの考え方が次々に出されます。



 次に、子どもたちから出された考え方を、「筆算」におとしていきます。ここは丁寧に、①たてる ②かける ③ひく という言葉もおさえながら指導していきます。授業全体を通して、考えさせる場面と指導する(覚えてしまう)場面を明確に分けていて、落ち着いた雰囲気で授業が進んでいました。

6年生の授業風景から(家庭科)

2022年5月11日 14時09分
6年生

 5月11日(水)、6年2組では2校時の家庭科の授業にて、調理方法によるメリット・デメリットを考えていました。先日(4月26日)の授業の中で 栄養教諭から「朝食を作るうえでのポイントとして、①栄養バランス ②手軽さ ③食べやすさ の3点が大切だ」と説明があったことを復習した後、担任はおもむろに生のほうれん草を子どもたちに見せ、「これを朝食で食べるときに、生で食べる人は?」と質問しました。

 子どもたちの反応を受け、どんな調理方法で食することができるかを考えさせました。さらに担任が準備したものは、ほうれん草を茹でた料理と炒めた料理でした。本物の料理が出てきた時点で子どもたちの関心はグッと高まります。その後、グループごとに、料理を置いてある教室前方に来て、五感を使って、2つの料理を比べました。



 子どもたちは比較して気づいたことを発表していきます。形や匂い、かさなど様々な観点から発表していました。発表した子が挙手している子の中から次に発表する子を指名する、いわゆる「リレー方式」でどんどん考えをつないでいます。この学級の素晴らしいのは、みんなが思い思いに考えを述べているのではなく、前の子の意見を自分の意見に取り入れながら自然に深みのある考えになっていくところでした。

 最後に、担任からそれぞれの調理時間も紹介したうえで、①かさが減る(多くを食べられる)②風味がよい③ビタミンが逃げにくい④複数の食品が短時間でとれる など「炒める」という調理法は、忙しい朝の調理にはピッタリだと話をしました。

5年生の授業風景から(算数 合同な図形)

2022年5月6日 12時35分
5年生

 5月6日(金)、5年2組では2校時の算数の授業にて、合同な三角形を作図するための方法を探るという授業が行われていました。教室の静かな雰囲気の中で口火を切ったのは「黒板にあるこの三角形と同じ大きさの三角形を書きたいんだけど・・」との担任の投げかけでした。

 「何も情報がないから無理!」との子どもたちの声に対して「じゃあ、どんな情報があればいいの?」と返します。次に、「せめて辺の長さや角の大きさが分かれば・・」という声に、「何をどんなふうに測ってもいいからワークシートに書いてごらん。ただし、あとでみんなに書き方の説明ができるようにするんだよ。」と担任が言った後、教室内は再び静かな雰囲気に戻りました。三角定規や分度器、コンパスなどを手に、一心不乱にワークシートに向かっています。

 個々にワークシートにまとめた後は、ペアになって考えを発表しあいます。3辺の長さと3つの角を測った子やその中の幾つかのみ測った子もいて、この辺りで子どもたちは迷い始めます。

 担任からは「幾つの条件が分かればいいのだろう。1辺の長さと1つの角の大きさ(2つの条件)だけで書けるかな?」と再び子どもたちに揺さぶりをかけます。「書けるかもしれない」「書けそうで、書けない」など様々な反応ですが、懸命に課題に取り組む姿が印象的でした。