新体力テストに汗を流す(5年 体育)

2022年6月9日 12時19分


 この日(6月9日)の5年生は、新体力テストにのぞみました。立ち幅跳びやボール投げなどの学年全体で実施した方が良いものを中心に実施しました。天候、気温ともに、体力テストを行うには絶好のコンディションとなりました。
 全力で取り組む姿は、見ていてとても気持ちの良いものでした。「思ったよりもうまくボールが飛ばなかった」と肩を落とす子どももいましたが、そのこと自体が一生懸命に取り組んだ証です。後日、シャトルランなどを行います。

相手の立場に立つことの大切さ(5年 道徳)

2022年6月8日 18時56分
5年生



 「待ち合わせをしたのに、時間になっても友達は来ない」「約束をしたのにお母さんは守らなかった」子どもたちにもそんな経験は何かしらあるようで、その時の気持ちを思い出すというところからこの日(6月8日)の道徳はスタートしました。担任は、一人ひとりに写真のような「心情メーター」を渡し、怒っている(赤)気持ちと冷静(青)な気持ちを視覚で分かるように促していました。そのメーターを見せながら、理由などを友達同士で話し合いました。

 教材の提示の仕方にも担任の一工夫がありました。すれ違ってしまった2人の友だちのそれぞれの立場から書かれたシートを用意していました。学級を半分に分け、一方のグループには「すれちがい(太田マミ編).pdf」を、もう一方のグループには「すれちがい(中村えり子編).pdf」を読ませて、先程の心情メーターで、その子になったつもりで考えてみました。黒板にそれらを貼り出すと、当然の如く、双方に赤が多くなっています。

 お互いに理由を言い合ううちに、子どもたちはあることに気付き始めます。お互いの言っていることが少しずつずれていること、もしかしたら2人とも悪いところがあったのかもしれないこと、相手の思いをもう少し聴くと違った結果になったことなどの発言があり、単純に「相手が悪い」と怒っているだけではよくないということが分かってきました。



 最後の振り返りでは、「相手にも事情がある」「伝えるべきことはしっかり伝えた方が良い」「怒るばかりでなく、自分から謝った方がいいのかもしれない」など、明らかに最初の思いとは変わってきたようです。心情メーターの「赤」の部分を少し減らした子もいたようです。友達の意見を聞くうちに、「怒るだけじゃだめだ」と自身の考えを変えていく子どもが多く、授業の深まりを感じるものでした。

「昆虫」ってどういうものかな?(3年 理科)

2022年6月7日 18時17分
3年生

 3年生理科の目標の一つとして、「昆虫や植物の成長のきまりや体のつくりについての問題を見出し、表現すること」というものがあります。

 この日(6月7日)の3年生は、磐田市竜洋昆虫自然観察公園の「こんちゅうクン」こと北野 伸雄さんをリモートでお招きして、昆虫教室を開催しました。

 こんちゅうクンは、テレビ画面越しに「昆虫は足が何本かな?」と呼びかけると、6本だとわかっている子どももいました。次に、クワガタムシ・ダンゴムシ・バッタ・クモ・カイコの写真を見せて、「では、どれが昆虫でしょうか?」と投げかけました。こうなると記憶があやふやになってきたようです。



 次に、実際に何種類かの昆虫が学校に届いていて、子どもたちはそれらを実際に触り、じっくりと観察しました。「初めて触った」という子もいたようで、これまでは怖かったけれど、ほんの少し勇気を出せば触れたという感想を述べた子もいました。
 実際に観察した結果、クワガタムシ・バッタ・カイコが昆虫だということが分かり、こんちゅうクンから昆虫はアタマ・ムネ・ハラに分かれていて、ムネの部分から足が出ていて、ムネの部分が一番大きいことを教えてもらうと、子どもたちは驚いた表情をしていました。



狂言「柿山伏」は何が面白いのか(6年 国語)

2022年6月7日 17時39分
6年生

 日本の伝統芸能と言えば、能・狂言・人形浄瑠璃・歌舞伎など様々なものがありますが、これらのうち、今回の単元は狂言「柿山伏」です。この日(6月7日)は、本単元の1時間目でしたので、子どもたちが狂言というものに興味を持てるかが最大の目的となりました。



 子どもたちはそれぞれペアになり、教科書「柿山伏」の文面を、自分なりに読み合っていきます。お互いに読み合っても、読み方やリズム、間の取り方などが分かりません。でも、それでいいんです。この段階では、「分からないことが分かった」ということが大事なのです。

 次に音読CDを聴いてみます。読み方などは明らかに自分たちのものと違うことは分かりました。でも釈然としないこともあります。「言葉の後ろ側に足音などが聞こえる。いったいどんな動きをしているのかも見てみたい」「言葉だけでは狂言の面白さはわからない」などの発言が出されました。


 最後に、担任から「皆さんは幸せです。明後日(9日)には実際の狂言「柿山伏」を見ることができます。」と告知があると、子どもたちの表情は一気に明るくなりました。明らかに実際の狂言に触れることへのワクワク感が高まったといえます。


「優しくする」ってどういうこと?(3年 道徳)

2022年6月1日 13時34分
3年生

 「人に優しくしなさい」という言葉は、大人が子どもに対して簡単に使いがちな言葉ですが、実際に優しくするためにはどんなことを考え、どんな行動をとればよいのか、考えれば考えるほど難しいことです。
 この日(6月1日)の3年生の道徳では、そういう問題に真っ向から取り組んだ授業でした。教材文では、みきさんから「ランドセルが重いから持って」と言われた「わたし」は「優しい人になりたい」と思い、持ってあげることにしました。ここで担任は、「先生から見ても、この子の行動は優しいと思う」と投げかけました。
 子どもたちは、うーんと考えた後に、ポツポツ挙手します。「多くの人からランドセルを持ってと言われたら持てない」「我慢して持ってあげるなら持たない方が良い」と発表する子がいます。一方、みきさんの立場から「優しすぎるのは優しくない」「みきさんのことを本当に思っていない」「何でも言うとおりにしてあげるのは、みきさんにとって良くない」などの考えも出されました。ここで、学級の雰囲気は、何となく担任の思いとは違うという空気になってきました。



 次に、「では、友だちから重いから持ってと言われたら、みんななら何と答えるの?」と問いかけます。自分の考えをワークシートにまとめた後、役割演技を行いました。「自分のものは自分で持たないとだめだよ」「優しくすることと持ってあげることとは違うよ」「そんなことでは将来困っちゃうよ」など何人かが全員の前で演技していました。

 役割演技がひと段落した後に、「では、人に優しくするためにどんなことを考えたらいいのかな?」とこれまでのことをまとめるような発問をしました。子どもたちからは「相手のためになるかを考える」「相手の将来を考える」「言われた通りのことをするのが優しさじゃない」などの意見が出されました。

 授業の中で、子どもたちは幾つかの葛藤場面に出会い、自分なりの考えを持とうと懸命に考えました。中には、友だちの意見を聴きながら自身のワークシートに書いたことを修正していた子もいました。友達の発言から学んだ瞬間だと言えます。
 最後に、担任は自身の小さいころの体験を話しました。断る勇気が持てなかったことや断ったら嫌われるかもしれないと思ったことを吐露しながら、「今日の授業をやったからといって、すぐに行動を変えることはできないかもしれないし、変えなさいとも言いません。でもこうやって考えたことは頭の中に残しておいてね。」と締めくくりました。

かけ算なのか割り算なのか?(4年 算数)

2022年5月30日 14時10分
4年生

 これまで10時間余りをかけて取り組んできた「1けたでわるわり算」の学習もいよいよ大詰めです。この日(5月30日)の授業では、「色紙が全部で126枚」「7班ある」「18枚ずつ配る」という3つの条件のうち、どれか一つを求めようとするときに、どんな計算方法を取ればよいのかを考えました。

 これまでの授業の中で、考え方の順序を子どもたちと繰り返し確認していることが分かります。そのことを担任は「5点セット」と表現していましたが、①問題をテープ図で示す ②式を立てる ③筆算で計算する ④たしかめを行う ⑤答えを書く の順序が定着していました。担任が「では、一人学び、よういはじめ!」の合図で子どもたちはこの順序通りノートにまとめ始めます。

 次に、小グループでの学び合いの時間をとります。ここでも子どもたちは自信をもって周りの子に自分の考えを言い始めます。ここにも子どもたちが自主的に取り組める秘訣がありました。黒板に「学び合いの3ステップ」と書かれたものが貼られていました。①自分の考えを持つ ②言葉のキャッチボール ③比べ合う、深め合う の3ステップをどの授業でも活用していることが分かります。対話の後、担任は「どのステップまでできた?」と自身を振り返らせていました。




 3つの問題形式で繰り返し考える中で、「全体の数を求めるときはかけ算」「いくつ分の数、1つ分の数を求めるときはわり算」ということを子どもたちは理解していきました。

税金の役割って何だろう(6年 社会)

2022年5月25日 14時26分

 6年生の社会科では「税金の役割」を学習しており、この日(5月25日)は税務署の方をお招きして租税教室を実施しました。

 まず、DVD等を見ながら、税金の流れなどを確認しました。いろいろな税の種類がある中で、子どもたちにとっては消費税が最も身近な存在であったようです。国民から集められた税金がいずれ予算に充てられることや、税金がないとゴミ処理が有料化されたり、橋や道路を作ることも難しくなったりすることが説明されました。


 すると、子どもたちから「消費税はどうして上がるのか」「税金が上がっていくことは果たして良いことなのか」「国の借金(国債)が多いのはなぜか」など難しい質問も出され、税金への関心の高さが伺えるものでした。
 最後に、ジュラルミンケースから出された一億円のお札の束を持たせてもらいました。

「69÷3」と「72÷3」の違いは?(4年 算数)

2022年5月20日 14時38分
4年生

 今回の割り算の学習も中盤に差し掛かってきました。最終的には(3けた)÷(1けた)までできるようになりたいのですが、今はいろいろな形の(2けた)÷(1けた)の解き方を考えています(前回はこちら)。

 前回学習した「69÷3」を復習してみます。十の位(60)と一の位(9)に分けて計算することは理解できているようです。その後、担任は「72÷3」と黒板に書きます。すると子どもたちから、「今回は10余ります」「2÷3はできません」など計算するうえでの違い(困ったこと)が次々と発表されます。「じゃあ、そのことを今日の授業のめあてにしよう」ということになり、子どもたちが考えるべきことがはっきりします。






 個々で考えた後、小グループで自分の意見を言い合うように指示します。その時に「困ったままの子もいるね。その子はどうして困っているのか、今の思いを伝えてみよう。」と付け加えます。ノートを相手に見せながら真剣な表情で説明しています。そうなると聞く方も真剣です。徐々に、「10の束を1ずつに分け、一の位の2と合わせればいい」ということにまとまってきます。

 子どもたちの集中は途切れることがありません。「このことを筆算でやってみようよ」と声にする子がいたので、「じゃあ、次の時間にやってみよう」と授業を終わりにすると、まだ何人かは算数を続けたいようです。黒板のところに来て、先生を捕まえては自分の考えを述べる姿が見られました。

グループになってインタビューをし合う(5年 国語)

2022年5月20日 12時17分
5年生

 これまで国語の授業で、「友達の良さや魅力を引き出せる質問を考える」というめあてを立て、質問したいことを分類したり関連付けたりして、思考ツールをまとめていくという作業を行ってきました(詳しくはこちら)。5月20日(金)の国語の授業では、いよいよ思考ツールを参考に、お互いにインタビューをし合うという活動を行いました。

 活動前には、「聞き手」「話し手」「記録者」のそれぞれの役割に必要なことを教科書をもとまとめていきました。活動を行う前に、おさえるべきことをしっかり指導しておきます。

 次に、3~4人ずつのグループに分かれます。ここでも、男女を取り混ぜた意図的なグループを教師側で提示します。1人4分間という時間制限の中で、思考ツールを見ながらインタビューを始めます。聞き手がいろいろな角度から深く聴いてくれることから、話してはだんだんと気持ちよく答えるようになっていきます。記録者はインタビューの要点をメモしていきます。話題の中心になっていることをまとめるのはなかなか難しそうです。活動を通して、話し方と書き方の両方を学ぶことができました。

学校探検をしたよ!(1・2年 生活科)

2022年5月20日 11時52分
1年生

 5月20日(金)、1・2年生は小グループを作り学校探検を行いました。リーダーになっている子は小旗を持ち、ガイドさんのようにグループのみんなを案内しています。他の学年の授業の邪魔にならないようにと、お互いに注意する姿も見られました。

 校長室にも探検に来てくれた子がいました。応接用のソファに座ってくつろいだり、室内にある珍しいものを覗いたりしていました。教室配置図が書かれたワークシートに、探検した教室や部屋を丸をつけて確認していました。