この日(3月17日)の卒業証書授与式は、1家庭につき2名の保護者に出席していただきました。式の前には、保護者の皆様にスクリーンにてこれまでの子どもたちの成長の様子を見ていただきました。
いよいよ式のスタートです。緞帳があがるとステージ上には卒業生が並んでいます。合図があると卒業生がステージから下りてきて着席します。
国歌斉唱の後、いよいよ卒業証書授与になります。校長から卒業証書を渡された後、子どもたちは壇上で将来への夢を堂々と語りました。壇上から下りると、子どもたちは花をもって保護者のもとに行き、感謝の言葉を言います。
最後は、レインボーロードの両端に職員が並び、真ん中を卒業生とその保護者が歩き、校門を出ていきます。中学校に向けて大きく羽ばたいてほしいと願うばかりです。
本年度の修了式もオンラインで行いました。式に先立ち、様々な分野で活躍した子どもたちに賞状を渡しました。
はじめに、学年の代表者がその学年で学習すべきことを修了した証の修了証書を校長先生から受け取りました。
次に、学年の代表者が1年間を振り返り、頑張ったことなどを発表しました。学年代表児童の発表概要は以下のとおりです。
<1年>
がんばったことは2つある。1つめは国語の勉強。登場人物の気持ちを考えて進んで発表できた。2つめは友達と仲良くすること。「鬼ごっこをしよう」と自分から友達を誘ったり、ふわふわ言葉を使ったりした。
<2年>
がんばったことは2つある。1つめは字を丁寧に書くこと。最初は「友達に何て書いているのか分からない」と言われたこともあったが、今は「きれいだね」と言ってもらえる。2つめはふわふわ言葉を使うことを心掛け、友だちがいっぱいできた。続けることが大事だと感じた。
<3年>
がんばったことは2つある。1つめは、自主勉強。テスト前に苦手なことやもっと調べたいことをノートにまとめることができた。2つめは言葉遣い。乱暴な言葉を言うと相手は悲しくなるし、一度言った言葉は取り消すことができない。相手の気持ちを考えて話すことができた。
<4年>
この1年は挑戦した年になった。特に、都道府県名を暗記しようと一生懸命練習し一番に言うことができた。さらに、チャレンジ学習では漢字検定に合格するようにいっぱい漢字の練習をした。
<5年>
学年目標「5感」を意識して生活した。「感性」では図画工作の鑑賞で友達の良さを発見。「共感」では1年生が転んだ時に助けてあげた。「感動」では縄跳びの練習を頑張って技ができたこと。「責任感」では学級での係の仕事や委員会活動において進んで仕事を行った。「感謝」では楽しいイベントをたくさん考えてくれた6年生に感謝している。6年生が紡いでくれたものをしっかり引き継いで今よりもっとすばらしい福田小にしていきたい。
<6年>
がんばったことは2つある。1つめは委員会活動。自分に任された仕事に責任をもってやり抜くことができた。5年生に仕事を引き継ぐこともできた。2つめはあいさつ。企画委員会が行っているレインボーロードでのあいさつ活動ではみんなの手本になれるように大きな声であいさつした。登下校時には地域の人に「おはようございます」「こんにちは」と言ったり会釈をしたりすることができた。6年間、うまくいかないことがあったとき、そこから反省し、その間違いをまた起こさないように学習してきた。
最後に、生徒指導主任から春休みのくらしについての話、生活委員会の児童から春休みの目標について発表がありました。生活委員代表児童からは赤信号で渡らない、左右確認する、自転車に乗っているときはヘルメットをかぶる、危ない箇所では自転車を押して歩くなどの交通安全に気を付けるといったお話がありました。
この日(3月3日)の1校時、6年生が体育館で卒業式の練習を終える頃、1年生が体育館に何やら持って入ってきました。手に持っていたのは、感謝状としおりでした。
これまで、5年生が中心になって台紙を作り、2年生から4年生の子どもに書いてもらったメッセージを貼り付けて心のこもった感謝状を作成しました。
出来上がった感謝状としおりを1年生が代表して6年生に届けに来たというわけです。6年生は感謝状をじっくりと読んで「ありがとうね」と声を掛けていました。中には、握手したり、抱っこしたりとスキンシップをとる子もいました。こういった異学年の交流の中でお互いに感じることもあるようです。
校舎と運動場に挟まれた南北に通る道路を、本校では「レインボーロード」と呼んでいます。今年度当初まで、このレインボーロードにあいさつを呼び掛ける看板が設置されていたのですが、老朽化のため撤去しました。
しかし6年生は、卒業を前に、「看板が撤去されたからと言って挨拶の灯まで消してはいけない」と、新たな看板設置に取り組みました。今回の看板設置については、予算面でPTAの支援も受けています。
看板の図柄は6年生がデザインしました。2種類のどちらの看板にも、「あさがお日和」の「あ:ありがとう」、「さ」:さようなら」、「が:がんばろう」、「お:おはよう」の言葉を入れました。
3学期に入り、企画委員会が中心になり、朝のあいさつ運動を展開しており、大きな声で挨拶できた班や個人を昼の放送で紹介する取組も行っています。6年生の思いが下級生に大いに広がってほしいなあと思います。
このたび、各学年代表児童の作品が、職員室前の掲示板に並びました。図画工作をはじめとする表現活動では、表現したいものを、はっきりと、大きく表現することが重要になります。どの学年の作品も、作者の思いがとてもよく分かるものになっています。
<1年> 「やぶいたかたちからうまれたよ」
破ったものが何に見えるのかを想像して、そこから思いを膨らませて作品を完成させています。画用紙からはみ出しているのがとてもいいです。
<2年>「たのしく うつして」
2年生は紙版画に挑戦です。体の動きや顔の表情など、実に大きく、そしてユニークに表現することができています。
<3年>「いろいろ うつして」
写すものを紙だけでなく、厚紙やひもなど、いろいろな材料を使っています。それぞれの材料による質感の違いが表れています。背景の色遣いにも注目です。
<4年>「ほって すって」
4年生以上は木版画に挑戦です。動物の動きに迫力があります。また、毛のふさふさした感じ、水が勢いよく噴き出す感じなど、彫刻刀の種類を変えています。
<5年>「ほり進めて 刷り重ねて」
5年生は多色刷り版画に挑戦です。ほり方に細かさが見られ、色の乗せ方にもそれぞれに工夫が見られます。
<6年>「版で広がる 私の思い」
自然をテーマに、模様をイメージして作品を仕上げました。模様と色の組み合わせが絶妙です。大人っぽい作品に仕上がっています。
この日(2月16日)の朝は、今年度最後(8回目)の読み聞かせの時間となりました。13名のボランティアの方々に来ていただき、各教室に入って読み聞かせをしていただきました。
「季節に合った本を選びました」という方もいて、選書にも読み聞かせをする方の個性が表れます。中には、短めの本を読んだ後、「人生の方程式」というお話をしてくださった方もいて、読み聞かせを越えて子どもたちに思いを語ってくださる方もいるようです。
読み聞かせの方法にも工夫が見られます。絵本をいかに見やすくするか、本との距離をどれぐらいにするかなど、各教室を参観させていただくと、それぞれに工夫が見られます。
読み聞かせ後の感想の中に「物語の世界に引き込まれて静かに聴いてくれた」「良い姿勢で聞いてくれて嬉しかった」「子どもたちから感想も言ってもらった」などがありました。
この日(2月15日)の昼休みに、今年度6回目の避難訓練が行われました。地震の後、津波の恐れがあるとの想定で開始しましたが、前回と異なるのは事前に子どもたちに予告をしていないということです。
急にベルと放送がなったときには、子どもたちも少し慌てた様子でしたが、運動場で遊んでいた子どもたちは中央の位置まで行き静かにしゃがむことができていました。
放送後、あまり時間がかからないうちに、教室にいた子どもたちも、迅速に運動場に移動してきました。
本校では、津波の際に液状化現象が起こる可能性を指摘されているため、運動場に避難後、津波の可能性がある場合は校舎内の安全箇所に二次避難することとしています。各学級担任が人数確認を行っている間に、何人かの教員で校舎内の安全確認を行います。
中校舎と北校舎の3階に避難して再度人数確認等を行ったところで、本日の訓練は終了です。ボランティアのため来校されていた方からも「しっかりできていました」と言っていただきました。
この日(2月14日)の「ほけんの日」の放送は、前回(
角度を変えてみることでレジリエンスは高まる:11月15日放送)の続きです。不安やイライラのまま行動するのでなく、心を落ち着かせるための方法について養護教諭からお話がありました。
レジりんが6年生と一緒に野球ができる最後の機会なので、絶対に勝ちたいと思っていました。しかし緊張のあまり、からぶり三振してしまいます。レジりんは「大切な試合だと思うと、緊張してうまくできないよ・・・。どうしよう~」と悩みます。
その後、レジりんが取った方法は、心を落ち着かせるリラックス法でした。ピンチなど大変な状況に置かれたとき、イライラしたり不安になったりします。そんな不安な気持ちやイライラな気持ちのまま行動すると、さらに悪い方向に進んでしまうことがあります。
養護教諭から、大変な時こそ冷静に考え行動できるように、心を落ち着かせる方法を身に着けるといいとのお話がありました。
そこで、リラックス法の一つとして紹介したのが「リラックス呼吸法」です。腹式呼吸で深呼吸を10秒かけて行います。その後、座ったままで軽く伸びをします。最後に、足を少し動かしてみるとのことです。教室では、モニターを見ながら子どもたちがやっていました。