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2022/07/06

筆算の仕方を説明しよう(2年 算数)

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 2位数+2位数の繰り上がりのある筆算はできるが、やり方を他の人に教えるとなるとなかなか難しいものです。この日(7月6日)の2年生の算数の授業では、とにかく「説明する」ことにこだわった授業展開になりました。
 これまでの授業の中で、「たてに位をそろえる」ことまでは学習しています。したがって、筆算で計算することまではほとんどの子ができます。「前に出てやってみて」の担任の指示にも多くの子が挙手をします。担任は4人程度の子どもを指名して順に説明までさせます。子どもに指示棒を持たせて説明させる中で、担任は4人の子どもがどういう順番で共通して説明していたかを黒板にまとめます。

 その後、ペアになり、黒板に書いた順序でお互いに説明しあい、きちんと理解できるような説明になっているかを確かめました。ノートを見ながら、少し緊張した面持ちで説明した子もいましたが、がんばる姿が見られました。


 最後に練習問題を4問、挑戦しました。ここでも多くの子どもに活躍の機会を与えるように担任は配慮していました。ある子どもは、説明しながら自身の間違いに気が付いて「直してもいいですか」という場面もありました。


 しかし、最後の2問は「先生が説明してしまいます」と言うと、子どもたちは不思議な顔をしながらも担任の説明を聞き始めます。わざと間違った説明をして、子どもたちの反応を確かめようとしていたのです。一つは、「37+67」を筆算でやるときです。担任は、「十の位はなくなったから書かなくてもいいよね」と答えを「14」とします。子どもたちはすぐに反応しました。中には「14では、もとの数より小さくなります。0を書かなければいけません。」ときちんと説明できた子もいました。二つ目は「6+97」を担任は6を9の上に書きました。これにも多くの子が反応できます。「一の位をそろえて書かなければいけません」ときちんと説明できました。
 
 計算できれば良いのではなく、計算の仕方を他の人に説明することで改めて気づくことも多かったようです。


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